2016/02/03

再開


2年前の夏、常磐線原ノ町ー小高間の桃内駅。
久しく電車とヒトの往来が途絶えた線路は夏草に覆われていた。
恐ろしいほどの静寂と、それを突如として切り裂く鳥の囀り。
まるで人類が滅亡した世界に迷い込んだかのようだった。
きたる3月末、小高区の避難解除がなされ路線も再開の予定だ。

気付けば3年以上もブログの更新を怠ってしまった。

正直、刻々と変化する状況について行けなかった。
南相馬に行くほど人々の日常はクリアになる。一方で、原発30キロ圏内の町という南相馬の像はぼやける。
この二つが同時進行していることを僕は自分の中で消化できなかった。日常と非日常の境がボヤけ、得も言われぬ違和感に苛まれ続けてきた。
けれど、変化する状況の中でも変わらずに黙々と暮らす人々がいる。
そんな人々の日常に光を灯すことを願い、ささやかながらブログを再開することにした。

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