2011/08/19

末路

水田の上で行き場を失った大型漁船。

まるで太平洋戦争末期に散った戦艦大和の運命のようだった。

空母を中心とした航空戦が主流になりつつあった時に、国を挙げて造られた時代遅れの巨大戦艦。

その末路は片道燃料での玉砕だった。

技術にしろ物にしろ、時代や場所に見合ったものでなければ、それはもはや無用の長物でしかない。



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